新型コロナウイルス感染者の内訳のほとんどが酸素投与等が必要な中等症患者? 第50回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードより

2021年9月1日水曜日

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 新型コロナウイルス感染者の内訳のほとんどが酸素投与等が必要な中等症患者?

 第50回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの高山先生の資料より見えてくるもの

 上記の資料の中で沖縄県における感染状況のデータが掲載されていたのだが、興味深いものがあったのでご紹介したい。下図を御覧頂きたい。

 

以降データ引用:厚生労働省ウェブページより

 沖縄県内における感染者の内訳である。患者層の8割程度が中等症(酸素投与等)であることが見て取れる。
軽症者の少ないことにも驚きだ。
これが沖縄県特有の状況であるとも思えない。

このサイトでも確保病床使用率を毎日お知らせしているが、区分けが「中等症・軽症者用」となっていたため、軽症者が多いと思い込んでいたが、この図を見るとそうでもないと考えさせられる。

可能であれば長野県の内訳データも開示して頂きたい。

子供たちの感染は保育園や学校からなのか

 子供たちの感染元は一体どこから来ているのかも、個人情報に関わるため不明瞭であったが、沖縄県のデータが参考になるかもしれない。

未就学児の主な感染元は家庭内で、保育園・幼稚園は僅か11%。



小中学生の感染元も学校ではなく、大体が家庭内である。
この統計も沖縄県特有という見方はできず、長野県内、ひいては全国同じと言えないだろうか。
核家族化が進んでいる現在、親の行動が子供に直接的な影響を与えてしまう。
同様に、高齢者と同居している世帯においても、同居家族の行動が命取りになることもあるので注意が必要だ。

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