新型コロナ経口治療薬の開発状況 令和3年9月3日田村厚生労働大臣会見概要より

2021年9月6日月曜日

MSD ファイザー 塩野義 経口治療薬 新型コロナウイルス 第Ⅲ相 田村厚生労働大臣

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 新型コロナ経口治療薬の開発状況 令和3年9月3日田村厚生労働大臣会見概要より

 記者とのやりとりを引用

 

記者:
新型コロナ治療薬についてお尋ねします。抗体カクテルが登場しましたが、点滴薬で自宅では使えない。その一方で、飲むタイプ、経口の治療薬の開発が進んでいるとお聞きしています。開発の現在の状況と意義、課題として感じている部分があればお尋ねしたいです。
大臣:
これは令和二年度の第三次補正(予算)で、この治験参加医療機関の治験のいろいろな業務に対する支援でありますとか、そういう費用で約70億円を措置して対応しているところでありますが、今、PMDAの方でいろいろと相談に応じているということでありますが、どういう状況かというと、例えばMSD(株式会社)の経口抗ウイルス薬でありますが、これが第Ⅲ相治験の最終データが9月から10月くらいに得られる見込みだとお聞きをいたしております。
 また、ファイザー社のこれも経口抗ウイルス薬でありますが、これは第Ⅲ相の治験に、10月に主たる評価が完了する予定とお聞きをいたしております。塩野義(製薬株式会社)もこれ今開発されているのですが、7月26日にこの経口抗ウイルス薬でありますが、国内の第Ⅰ相治験を開始したということをお聞きいたしております。
 それぞれ、今治験中ということでございますので、我々としても早く申請をいただいて、申請が来れば特例承認という形になる可能性があると思いますが、なるべく早く国民の皆様方にご提供できるようにしていきたいと思います。


 第Ⅲ相というのは治験の最終段階であり、それを終えて試験成績をまとめた上で製造販売承認申請が行われるとのことで、大臣のいう「申請が来れば特例承認」という現場での早期使用にも踏み切れるかもしれない。

来年のゴールデンウィーク頃には、新型コロナが風邪のような立ち位置となっていることを祈るばかりである。

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