新型コロナウイルス 先進国との比較 2021/9/1

100万人あたりの新型コロナウイルス新規感染者数

 

 以降データ引用:Our World in Dataより

先進国における100万人あたりの新型コロナウイルス新規感染者数のグラフである。
イギリスは第5波のぶり返しから再度後退局面に至っている。
アメリカの上昇曲線はイギリスに追いつく様相を呈して勢いは衰えていない。
フランスは第5波の減少傾向からぶり返しそうになるも、再度減少傾向。
日本もなだらかな減少カーブを描き始めたところ。
ドイツは増加、減少のはっきりとしない状況。
カナダは緩やかな上昇傾向。

 

 100万人あたりの死者数

解りやすいように8/1からの統計でご紹介する。
アメリカの死者数増加はこの一ヶ月で約3.5倍に増加し、更に増加しそうな状況である。
ここへきて何か問題が発生しているのかもしれない。
イギリスは緩やかに上昇傾向で1.5人を越えた。
フランスは急上昇をどうにか抑え込んで1.5強に抑え込んでいるところである。
イタリア、カナダ、日本、ドイツも緩やかな増加傾向である。
各国、良い状況とは言えない。

実効再生産数

ドイツの実効再生算数の増加が1.3から1.6超えに増加している。
カナダは減少傾向。
日本は1.6から1.2へ急激に抑え込むことができている。夏休み、お盆を挟んでいるにも関わらず素晴らしい。
アメリカも同じく急減少しているものの、死者数の3.5倍超えは看過できない。
イギリスは0.8程度から1.2を越えてくる勢いで増加傾向。
イタリアは8月中旬で減少傾向から増加傾向へ転じてしまっている。
フランスもアメリカ同様に抑え込みに成功している。

100人/日あたりの新型コロナウイルスワクチン接種人数


極端に跳ね上がっていた日本が落ち着き始めてしまっている。
何らかの理由で摂取回数が減少する原因があると見られる。
このままインフルエンザワクチンも接種が始まる時期であり、加速度を上げておかないと、異種のワクチンを打つまでのインターバルに邪魔されて、新型コロナワクチンの接種が遅れたせいでインフルエンザワクチンを接種できずに感染するリスクが高まる。
イタリアを除く国々で横這いか減少傾向。

新型コロナウイルスワクチン2回接種率


この一ヶ月で日本の2回接種率の増加曲線はどの国よりも良好といえる。
アメリカは極端な接種率上昇が抑えられた状況が続いている。国内で接種が滞る状況があるのだろうか。
他の国もジワジワと接種率は上昇傾向である。

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